更年期(メノポーズ)とは?
●更年期について簡単にご説明させていただきます。
閉経とは、卵巣の活動性が次第に低下し、ついに月経が永久停止することを言います。
一般的には、12か月以上月経が来ないことを閉経としています。
日本人の平均閉経年齢は、約50歳ですが、個人差が大きく早い人で40歳代前半・遅い人で50歳代後半に閉経を迎えます。
閉経前後の5年間を更年期と呼び、この期間に現れる様々な症状の中で他の病気に伴わないものを更年期症状と呼び、その中でも症状が重く日常生活に支障を来すものを更年期障害と呼びます。
更年期障害の主な原因は、卵胞ホルモン(エストロゲン)の低下でこれに年齢に伴う体の変化と精神・心理的な要因、社会文化的な環境因子が複合的に影響することで症状が出ると考えられます。
女性が定年まで働く時代 更年期世代のサポートだけでなくプレ更年期と言われる30代女性の不調が深刻化しています。
●更年期障害の症状は、大きく分けて3つ
*自律神経の失調症状
のぼせ、汗、寒気、冷え性、動悸、胸痛、息苦しさ、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまい
*精神症状
イライラや怒りっぽいなどの情緒不安定、抑うつ気分
*その他の症状
腰痛、関節痛、吐き気や食欲不振、皮膚の乾燥やかゆみ、尿が近く外陰部の不快感
その他多彩な症状がみられますが、これらが他の病気の症状ではないことが条件
となります。
(公益社団法人 日本産科婦人科学会ホームページより)